日動外勤のたたかいに勝利する決議

 東京海上日動社が、日動外勤の仲間に不当労働行為をしかけてから5年、制度廃止攻撃からは、この10月で4年が経過する。この間、制度廃止攻撃の差し止めを命じた東京地裁での勝利判決、分裂当初からの不当労働行為を厳しく断罪した都労委、中労委の勝利命令と、3たびの勝利を手にしている。同時に、日動外勤の仲間は、全損保内外の支援を受けながら、会社への社会的批判を広げるたたかいを確信持ってすすめ、かつてない峰となる440万枚の「手渡し&ポスティングビラ」、波状的に実施する金融3争議共同行動などが、会社を追い詰めている。この6月の株主総会総行動では、のべ1400名に迫る参加者が包囲する中、経営者に「最終局面であり、踏み込んで解決する」と言わしめる状況をつくっている。
 制度廃止攻撃を審理する東京高裁では、このようなたたかいの前進を背に、攻勢的に和解協議がすすめられている。日動外勤の仲間は、「契約係社員として働き続ける」要求の実現をめざし、制度廃止に固執する会社との激しいせめぎあいを続けてきた。和解の進展の中で、人生をかけた論議を何度も繰り返しながら、仲間はいま、決裂すれば判決の道に戻る決意のもとで、納得できる形で保険募集の仕事を続けることをめざし、勝利和解をめざしている。判決、和解いずれの道となっても、いま、この裁判は極めて重要な局面であることは間違いない。不当労働行為事件も、中労委命令取消を求める不当な会社の提訴により、東京地裁での審理がすすめられているが、誰の目にも会社の敗訴は明らかであり、その往生際の悪さを断ち切らなければならない。
 以上のように、このたたかいは、勝利をきりひらくために、全力をあげるときを迎えている。勝利の鍵は、会社への社会的批判を広げる運動にかかっており、この秋、着実に前進させていく必要がある。そのために、このたたかいを秋のたたかいの柱に位置づけ、「手渡し&ポスティングビラ」、金融3争議共同行動、「裁判長あて手書き要請はがき」をはじめ、すべてのたたかいを元気よくすすめていく。すべての組合員に参加を呼びかけ、日動外勤のたたかいの勝利を何としても手にすることをここに決議する。



2009年9月25日
第66回全損保定期全国大会





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