スコープNIU

4・18シンポジウム この職場から 日本の安心安全は守れるのか
2008年4月18日 新宿文化センター 小ホール

CONTENTS
◎パネリスト、コーディネーター、総合司会紹介
◎シンポジウム開始
◎パネリスト報告
 ・競争促進で、空の安全は どうなっているのか
 (航空連議長 山口さん)

 ・食の安全の問題をどう見るか、 冷凍餃子事件の
 概要にも触れて (生協労連委員長 桑田さん)

 ・「不払い、取り過ぎ問題」の 昨日・今日・明日
 (全損保 吉田委員長)

 ・共通の背景としての新自由主義、 「構造改革」路線
 (暮らしと経済研究室主宰 山家さん)

◎パネルディスカッション
 ・新自由主義は産業と職場にどう浸透したのか
 ・「安い」ということをどう考えるか
 ・絶望の時代か、明日が変えられる時代か
 ・ディスカッションを終わるにあたって
パネリスト4人
 パネリスト
山家悠紀夫さん (暮らしと経済研究室主宰)
山家悠紀夫さん 第一勧業銀行総合研究所、神戸大学大学院経済学科研究科教授を経て、暮らしと経済研究室を主宰。生活する人々の視点から経済を分析し、鋭く、わかりやく語ってくれる経済学者です。著作や講演などを通じ、積極的に発言を続けています。
〔著作〕
「日本経済 気がかりな未来」(東洋経済新報社)、「『構造改革』という幻想」(岩波書店)
「景気とは何だろうか」(岩波新書)、「『痛み』はもう沢山だ」(かもがわ出版)
近著に、「日本経済 見捨てられる私たち」(青灯社ブックス)「暮らしに思いを馳せる経済学 景気と暮らしの両立を考える」(新日本出版社)


山口宏弥さん(航空連議長)
山口宏弥さん 航空連
正式な名称は「航空労組連絡会」(JFAU)です。日本の民間航空輸送産業に従事する空中職(操縦士、航空機関士、客室乗務員)、地上職(整備員、運行管理者、営業、搭載等)と、日本乗り入れの外国籍航空会社の労働者で組織されています。加盟組合は、57組合15000名の組織です。
 航空連の目的は会則の第3条で
  「航空労働者の労働条件の向上」
  「航空労働者の連帯及び団結の強化」
  「航空労働者の社会的地位の向上」
  「航空産業の安全性向上と公共交通としての発展に寄与する」
 の4項目を掲げています。
(日本航空 キャビンクルーユニオン・ホームページより)

桑田富夫さん(生協労連委員長)
桑田富夫さん 生協労連
正式な名称は全国生協労働組合連合会です。全国の生活協同組合や関連企業で働く労働者(正規職員、パート職員、アルバイト職員、生協で働く関連労働者など)でつくる労働組合の全国組織です。労働組合のナショナルセンターである全労連に加盟しています。日々職場で地域で、労働者のくらしと権利、そして平和と民主主義を守るために活動しています。
正規18,889人 男性16,481人 女性2,408人
パート44,023人 男性1,866人 女性44,134人
合計63,023人      
(2007年7月現在)
(生協労連ホームページ cocolo townより)

吉田有秀(全損保委員長)
吉田有秀 全損保委員長
 コーディネーター
尾高雄一(右)、西田俊彦(左) 尾高雄一
(常任、あいおい支部委員長、右)
西田俊彦
(常任、共栄支部委員長、左)
 総合司会
土方達也 土方達也
(常任、日新支部委員長)

土方)  ただいまより、シンポジウム“この職場から日本の安心・安全は守れるか”を開催します。私は総合司会を務めます、全損保常任中執の土方達也です。今日は、よろしくお願いします。
 それでは、本日のパネリストの方々を紹介します。本日は、このシンポジウムの趣旨に立って、社会的役割を担うそれぞれの産業で、社会的役割を守る活動を積極的に進めている労働組合の代表の方々、人々の暮らしの視点で日本経済を研究されている先生にお越しいただいています。  舞台に向かって一番左は、山家悠紀夫先生です。暮らしと経済研究所を主宰され、人々の暮らしを守る視点で日々、ご研究を進めていらっしゃいます。
 そのお隣は、航空労組連絡会議長山口宏弥さんです。国際線パイロットのお仕事をされながら、空の安全を守るため、航空関連の労働者の先頭に立って、活動を進めていらっしゃいます。そのお隣は、生協労連中央執行委員長 桑田富夫さんです。生協活動の役割を守るため、正規社員とパート労働者をたばねて、活動を進めていらっしゃいます。最後は、全損保の吉田委員長です。
 コーディネーターは、常任中執の西田さんと尾高さんです。西田さんは産業民主化対策部長、尾高さんは賃対部長を務めています。
 それではここからはコーディネーターのお二人に進行をお願いします。




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