4・15野村包囲終日行動に1,100人

許すな最高裁無視 野村證券

 4月15日、「野村證券の責任を追及し、朝日火災争議をかたせる会」は、野村證券包囲終日行動を決行しました。行動は、金融共闘統一行動と結合し、早朝宣伝、統一行動意思統一集会、野村證券本社前要求実現申入れ行動、兜町デモ、日本橋周辺宣伝行動、金融庁要請、財務省前総括行動などに、会参加の労組・団体、金融共闘、全損保組合員などのべ1,100人が結集しました。

早朝宣伝行動
早朝宣伝行動
 早朝宣伝、意思統一集会後、野村本社前で要求実現申入れ行動を開始しました。行動に先立ち、会の代表が全面解決を求める要請書を野村證券に提出しましたが、野村證券は担当者が応対すらせず、相変わらずの門前払いの対応を行いました。本社前に結集した200人は要求実現のために座り込んで待機行動に入り、宣伝行動を行いました。
 宣伝行動では、「朝日火災争議をかたせる会」代表幹事が次々とあいさつに立ちました。松井陽一全証労協議長、主催者代表として全損保吉田委員長、老田弘道全農協労連委員長(国民春闘共闘委員長代表幹事)、中山伸東京地評議長(国民春闘共闘委員長代表幹事)、桑田富夫生協労連委員長が野村證券の不当さ、当方の要求の正当性、争議解決に向けた決意を訴えました。引き続き、総勢50名の代表を送り込んだ大阪地協仁谷議長をはじめ、全損保各地協の上京団代表が決意表明し、大木寿全労連全国一般委員長(全労連副議長)が、力強いあいさつでしめくくりました。
松井議長 吉田委員長 老田委員長 中山議長 桑田委員長
あいさつする
全証労協松井議長
全損保吉田委員長 全農協労連老田委員長 東京地評中山議長 生協労連桑田委員長

兜町デモ出発 熊谷議長 野村本社前
兜町デモ出発 全労連熊谷議長 立錐の余地のない野村前 シュプレヒコール
 昼には、東京証券取引所正面から兜町デモ、抗議行動が500名参加でとりくまれました。兜町に長蛇のデモ隊列が進み、解散地点周辺では、松平晃さんのトランペット演奏が参加者を激励しました。野村本社前の抗議行動では、冒頭、会のよびかけ人代表・全労連議長の熊谷金道氏があいさつに立ち、最高裁判決を無視し、企業の社会的責任を果たさない野村證券の責任を糾弾しました。野村證券前は三重、四重に参加者の列が並び、シュプレヒコールは大音響で響き渡りました。

松平さん演奏 日本橋宣伝
松平晃さんの演奏 日本橋周辺宣伝行動
 午後は、総勢100名・3台の宣伝カーで、日本橋周辺宣伝行動を実施し、野村證券の責任を社会的に訴えました。松平さんのトランペットも行動に参加し、通行人の注目を集める中、用意したビラはあっという間になくなり、受け取ってくれた方々は熱心に目を通してくれました。「最高裁判所判決無視」という問題は、誰もがおかしいと思うことがこの行動を通じ、あらためて明らかになりました。日本橋宣伝行動終了後、野村本社前に集結し、当日の指揮にたった浦上義人全損保書記長のまとめの後、冨沢泰広東京地協議長の団結ガンバローでしめくくりました。

財務省前総括行動
財務省前総括行動
 並行して、全国金融共闘の統一行動の一環として、朝日火災争議の解決も含めた金融庁要請が行なわれました。要請は、1回目は全労連議長名、全証労協議長、全損保委員長、全労連全国一般委員長の4者の名のもとでの証券業界の諸問題とあわせて、2回目は全国金融共闘議長の名での金融業界全体の問題と合わせて行いました。最高裁判所判決も無視する野村證券、朝日火災を放置することは、金融行政の重大な責任となると主張し解決に向けた指導を強く求めました。



堀口委員長 渡辺幹事 大田さん
国公労連堀口委員長 全労連渡辺幹事 提訴団代表大田決
 夕方には財務省前で総括行動が行われ、200人が参加しました。行動では、会の代表幹事でもある堀口士郎国公労連委員長、渡辺正道全労連幹事・国民春闘共闘事務局次長、田畑俊郎全信労書記長があいさつと行動報告を行い、全損保朝日提訴団の大田決さんが終日行動の報告と感謝、今後に向けた決意を述べました。
 4・15野村證券包囲終日行動は、のべ1,100人参加者の怒りと決意が野村證券前、財務省前に、終日、みなぎる行動となりました。「野村證券の責任を追及し、朝日火災争議をかたせる会」では、争議解決に向け、5・18野村證券包囲終日行動(早朝宣伝、中労委傍聴、野村本社前行動、キャンドルスティックデモなど)、6月の株主総会に向けた行動をはじめ、今後も、たたかいを強めていきます。

*朝日火災争議かたせる会


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