平和への誓い 新たに 〜8・6 ヒロシマで〜

碑文を引き継ぎ、とりくみ一歩ずつ

平和交流会
慰霊碑めぐり
 慰霊碑巡りや損保平和交流会
 8月6日、9日の原爆記念日を中心に、原水爆禁止世界大会が行われました。全損保としても、この大会に札幌、東京などから代表が参加しました。全損保では毎年、この大会に連帯して、平和のとりくみを続けています。
   8月5日には慰霊碑巡り、損保平和交流会が行われました。
 慰霊碑巡りには例年を上回る40名の組合員が参加しました。全損保OBで、自らも被爆者である村田忠彦さん(広島県原爆被害者団体協議会副理事長)の案内で、広島平和記念公園とその周辺の原爆慰霊碑を巡りました。慰霊碑は、戦争直後のアメリカ軍の弾圧のもとで、訴えたいことを直截な言葉で訴えられない中で建立されたものもあります。村田さんは、それぞれの碑に込められた怒りや願いを、当時の惨状に重ねて語り、参加者は真剣なまなざしで受け止めました。

 全損保慰霊碑にて損保原爆犠牲者慰霊祭
 その後は、市内の会場に移り、損保平和交流会が開催され、札幌、東京、大阪などからの参加者、広島の組合員、OBなど54名が参加しました。慰霊碑めぐりの余韻も残る中、参加者は大いに語り合いました。
全損保慰霊碑

 主催者を代表して全損保吉田委員長があいさつし、全損保慰霊碑の碑文をあらためて伝え、断じて平和を守るという先輩達の思いを引き継いでいこう、やれることからやっていこうと、語りました。支部、分会の代表もあいさつに立ち、「平和産業である損保の一員として毎年集まりたい」「慰霊碑をもつ全損保を誇りに思う」など平和への願いと決意が語られました。また、OBからは「広島損保9条の会」が結成されたことも紹介されました。
 8月6日朝には、広島平和記念公園内の全損保慰霊碑にて、損保原爆犠牲者慰霊祭が行われました。原爆投下時には、広島市内に200人の損保従業員がおり、うち89名が亡くなりました。全損保は、労働組合として唯一広島平和記念公園内に慰霊碑を持ち、毎年、この碑の前で慰霊祭を行っています。この日はご遺族も含め80名が参列し、碑に献花し、碑文をかみしめました。

全損保慰霊碑碑文
なぜあの日はあった   なぜいまもつづく
忘れまい   あのにくしみを   この怒りを

 いま、世界で、この国で、「あの日」をもたらした同じ道を歩みかねない状況が生まれています。平和は祈るだけで守ることはできません。私たちは、この碑文を引き継ぎ、可能なことから、一歩ずつ進めていこうではありませんか。


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