損保と組合のいまをとらえる
東海地協で学習交流会を開催
切実な疑問や質問にも丁寧に答えていただきました
質疑応答も行われました


 7月15日の夕方、中区、ホテル「ザ・ビー名古屋」会議室で、「損保と組合の今をとらえる学習交流会」を開催しました。再編「合理化」情勢第二幕が進行する中、金融情勢や業界の行方、私たちの将来展望、労働組合の可能性について、認識を深め、職場や分解の力にすることを目的に、分会や青年婦人部の役員、組合員に参加をよびかけました。当日は、28名が参加し、講師には、全損保吉田委員長を招きました。
 委員長は、スライドをつかいながら、1時間ほど、「損保のいまと明日 そして労働組合の可能性」というテーマで講演。背景となる世界的な経済危機、そのもとの日本経済の現状に触れ、その関連のなか損保情勢の特徴を説明しました。いつまで、どこまで深まるか誰にも分からない世界経済危機を背景とした損保再編「合理化」情勢第二幕は、かつてなく不透明で、そのもとでとられる「政策」は、それが合併統合であれ、資本増強であれ、効率化政策であれ、その「姿」は定まらず、生活と雇用、労働条件のリスクをかつてなく内在していることがまず明らかにされました。しかし、いくつもの事例をあげて、この「危機」の深まりの中で、歴史的転換期を迎えていることも明らかとされ、この情勢の根幹の特徴は、「変わる」ということにあると指摘されました。そして、労働組合には、「見定める力」、「リスクをなくす力」、「変える力」があり、その力を役立てようと呼びかけられました。講演の後、「会社の先行きはどうなるのか」、「労働組合が力を発揮するにはどうしたらよいか」など、質疑応答も行われました。

<感想>
これまでの政治の流れ(構造改革ブームと現在の民主党ブーム)を転換できる可能性があり、労働組合の力を活かすために結集する必要を感じました。2社合併・3社統合についても、どのように進んでいくのか非常に興味があります。損保業界も大きな変革期にある中、将来どのような姿で業界が発展していくのかを考え、良い方向へ向けて自らも努力していかなければならないと感じました。
いま、損保で起こっていることが、戦後の世界経済の動きと密接にかかわっていることが、よく分かりました。 合併を控えて不安で一杯の今日この頃ですが、自分には、労働組合があるという確信を新たにしましたし、「声をあげる」ことをしていかなければならないと思いました。
現在の経済情勢や統合問題など、入社一年目にして置かれている状況は、かなり複雑だなと再認識することで、不安になりました。一方で、変わりやすい時代だからこそ、労働組合という組織を味方に、自ら変えていけるように頑張りたいと思います。
損保業界が日本経済において、どのように現在の状況に至ったかが理解できました。今後、会社がどういう方向に向かっていくのかが、見えない状況にあり不安を感じています。労働組合には、もっと強い意志と信念を持ってほしいと感じています。


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