支部地協代表者会議を開催


確信と展望 職場からいまをただし、
明日をひらく2014年春闘



私たちをとりまく情勢と2014年春闘方針を提起
私たちをとりまく情勢と2014年春闘方針を提起


 1月18日(土)、東京・中央大学駿河台記念館で、支部地協代表者会議を開催しました。会議には、本部、各支部・地協代表、友好労組である大同火災労働組合、損保料率機構労働組合の仲間、計37名が参加し、2014年春闘に向け、情勢認識の一致をはかり、春闘の運動方針について論議・確認されました。
 全体会は、及川副書記長(日動外勤支部)の進行ですすみ、西田賃対部長(常任中執、共栄支部)の開会あいさつ、友好労組の仲間の紹介の後、浦上委員長が、「私たちをとりまく情勢と2014年春闘方針」について提起を行いました。

 提起では、欧米における財政問題や新興国経済の景気減速など、課題を抱えいまだ不透明な世界経済の様相、株価上昇により急激に企業業績が改善している日本経済について、その反動への懸念を説明するとともに、安倍政権が、「ねじれ国会の解消」と「数の力」を土台に、財界、アメリカの要望を受け進めようとする政治の危うさを指摘しました。
 損保でも、株価上昇の影響や海外での収益確保により、大手を中心に当期利益を急激に回復していることを説明した上で、保険本業では収益の改善が思うように進まず、今後も消費税増税が各社決算に大きな影響を与えるなど、損保経営の危機感は強まっており、春闘においても収益改善の必要性を強調する厳しい出方が想定されることを指摘しました。そして、各社が進める事業再編・合併の具体化、事業費削減による収益確保と収益力強化を競い合う政策が、損保再編「合理化」情勢第二幕をさらに不透明にしている状況について、各社の具体的な政策をあげながら説明しました。そのもとで産業の社会的役割が喪失し、職場に歪みや矛盾がふりまかれ、働くものの「不安や不満」が高まっている状況が明らかにされました。

 こうした状況のなか迎える2014年春闘では、働くものの立場で、「生活と雇用、労働条件を守る」というスタンスのもと、一人ひとりの不安を払拭し、一歩でも生活・労働実態を改善する決意と構えが必要であることを強調しました。
 そのうえで、もっとも求められる要求と課題を掲げ、働くものの声や思いを主張し、存在を示してたたかう春闘と位置付け、統一基準案など具体的な春闘構築について提起しました。

要求構築に向け意見交換を行った分散会 決意を込めて団結ガンバロー
要求構築に向け意見交換を行った分散会


決意を込めて団結ガンバロー


 これを受けて分散会、外勤分科会が開催され、情勢認識を深めながら、各支部・地協の代表者が、それぞれの論議状況を踏まえて、春闘に向けたとりくみを報告し、統一基準主要課題への意思統一がはかられました。
 その後の全体会では、友好労組の代表のあいさつ、会場発言(大阪地協)、川田外勤部長(常任中執、日動外勤支部)による外勤分科会報告、荒木書記長による討論のまとめが行われ、2014年春闘アピール「確信と展望 職場からいまをただし、明日をひらく2014年春闘」が採択され、石井副委員長(日新支部)の閉会のあいさつと団結ガンバローで締めくくられました。
 全損保では、この討論を受け、各支部・地協が2014年春闘の要求・課題を確立する論議をすすめ、3月の中央委員会で方針を確立し、要求実現に向け、たたかいをすすめます。



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