秋のたたかいスタート
全国5ヵ所で116名が集まり、本部オルグを開催


「働くものの声と思いを大切に」を合言葉に
運動がスタート

運動方針の意思統一をはかった本部オルグ
運動方針の意思統一をはかった本部オルグ


 全損保では、2014年秋のたたかいスタートにあたって、10月15日〜11月11日にかけて本部オルグを行いました。東京、大阪の各地協に加え、横浜、広島、高松の各地協連絡会・地区協で開催され、116名が参加しました。

情勢を提起する荒木書記長(東京オルグ)
情勢を提起する荒木書記長
(東京オルグ)

 オルグでは、本部常任中執メンバーが職場討議資料を使い、政治や経済がもたらす国民・労働者への被害を説明した上で、そのもとで進められている損保再編「合理化」情勢第二幕の深まりについて各社の経営政策がもたらす問題点を明らかにしながら、損保に働くものの実態などとりまく情勢を説明しました。そして、「働くものの声と思いを大切にすべての運動をすすめる」のスローガンを掲げて始まった全損保秋のたたかいの運動方針、昨年1年間かけて論議してきた「運動、組織、財政の見直し」の到達点、9月13日に100名を超える組合員で再建した日新支部のとりくみなどについてていねいに説明を行いました。
 地協からは、具体的な運動・行動が説明され、意思統一をはかりました。また、オルグは、『一人一言』や各種アンケート・調査に書かれた声を土台に、可能な限り参加者が意見交換できるよう工夫して行い、参加者から職場の実態や課題、労働組合への期待なども語られ、相互に交流をはかりました。その上で、地域で組合員が集まることの大切さを確認し合い、今後のとりくみについても論議され、同じ損保で働く仲間が地域で集まる場を可能な限り設定して、運動を前進させていくことが確認されました。

 参加者は、相互に意見交換するなかで、企業規模の違いはあっても、どこの会社でも職場の状況やそこで働く仲間が感じている不安が共通であることを共有しました。その状況を改善していくためにも、企業や職場の違いを越え、集まって、自由に語り合うことの大切さなどの意見、感想が寄せられ、秋のたたかいは意気高くスタートしています。

広島オルグ 横浜オルグ
広島オルグ

横浜オルグ

大阪オルグ 高松オルグ
大阪オルグ

高松オルグ



本部オルグで寄せられた感想から
日々の社会、政治、経済の変化。損保業界の方向性、経営、商品の変化。そのなかで行動していくためには、仲間が「集まって、語り合って、励まし合う」ことは、大切で一番必要なことだと思います。人間らしく、人間としての一人ひとりが協力していきたいと思います。
日本や損保業界をとりまく情勢をあらためて認識し、かつてないほどの不安定な情勢であると感じました。損保の再編が続くなかで、私たちの職場、労働条件を守るためには、組合活動を今まで以上に積極的にとりくんでいこうと考えました。
合併した大手社の歪んだ状況を聞いて非常に驚いた。効率化を追求するのはいいが、社員がついていけなかったり、成果が出ていない現状を見ると将来が非常に不安になる。あらためて労働組合の活動に参加して現場の意見を主張することが重要であると感じた。
自分の会社が特別ではなく、損保業界共通の職場実態なのであることをあらためて認識しました。しかし、このような話は、この組織にいなければ聞けない話で会社の垣根をこえた横のつながりが重要で、業界全体で実態を改善する必要があり、そのためにもこの組織の役割は大きいと思います。
出先の損調職場にいると自社の実態もよく見えていません。それがオルグでの話、他社の組合員の話を聞いて、損保の全体像が見えてきて、やはり集まって話をすることの重要性をつくづく認識します。“組合員を孤立させない、集まって話をする”ことを愚直に運動の柱にすえておくことが大切かと思いました。
保険というものが持つ社会的役割が喪失してきているというのは、そのとおりだと思います。まずは、そこで働く労働者がやりがいを持って働かなければ、保険の社会的役割が喪失してしまいます。少しでも早く労働条件が改善できるように頑張りたいと思います。
「合理化」のもと従業員に対する負担を強いる経営に対し、申し入れることができる唯一の労働組合が全損保であると強く感じられました。
みなさんの話が聞けて参考になりました。また、力強いなと思いました。どこも人員削減で大変な思いをしているのは同じだと思いますが、思いを共有できたらと思います。







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