地域を西日本全体へ広げた「つどう場」として職場をこえて幅広く集まりました


〜学ぼう・話そう・楽しもう〜を参加者全員で満喫

2・17 西日本のつどいin岡山を開催
−9支部・独立分会から64名が参加−

初めて開催した西日本のつどいin岡山
初めて開催した西日本のつどいin岡山


 2月17日(土)、「西日本のつどいin岡山―学ぼう・話そう・楽しもう」を開催し、職場をこえて近畿、中四国、九州など西日本全域から、64名の組合員が参加しました。

  このつどいは、「日常的に地域のとりくみに参加できない組合員が参加できるよう、地域を広げた『つどう場』の開催を追求する」との2018年度方針の具体化として、秋から準備・検討をすすめ、「各社・各支部・独立分会の情報や日頃の思いの交流と、楽しさを共有し全損保を感じられるつどいとし、参加したメンバーがそれぞれの地域で再会したいと思える」内容として企画したものです。“学ぼう”では、荒木書記長から「損保労働の今=働き方・働かされ方を規定するもの=」と題した提起、“話そう”では、参加者が4つの分散会分に分かれて職場の状況や日頃感じていることなど忌憚のない意見交換、“楽しもう”では、ゲームを交えた懇親会の3部構成としています。

学ぼう” 荒木書記長の提起
学ぼう” 荒木書記長の提起


 荒木書記長の提起では、「私たちの働き方・働かせられ方を規定するもの」をテーマに話がすすめられました。まず、商品・特約・料率、システム、人事制度・要員、代理店政策などが損保「自由化」の前と後では何がどのように変わり、私たちの働き方へどのような影響を与えてきたのかについて、討議資料「損保労働の今と明日」の年表を使って時系列的に説明されました。その上で、今問題となっている働き方について、○マーケットが縮小する中で利益追求する経営、○効率化政策の質的変化と経営責任を題材に、大手社の歪んだ政策を具体的に紹介し、そのもとで働き方・働かせられ方が変質していることで、働くものに被害が及んでいることが問題指摘されました。
 そして、こうした実態があるなかで、「入社した年にかかわらず、多くの組合員が悩みや不安を持っている。1人で悩んで自分を追い詰めるのではなく、政策が悪いと考えて仲間と話合ってほしい」と訴えました。最後に、「どこの会社でも同様の課題がある。労働組合は組合員一人一人が主人公であり、その場で声に出すことが大事。そうした声を共有するためにも、同じ地域で働く組合員が会社をこえて集まることが従来以上に必要になっている」として、地域で集まることの大切さが訴えられました。

話そう”職場状況などを共有した分散会
話そう”職場状況などを共有した分散会

 所属する支部・分会、年齢や社歴に関係なく4つの班に分かれた分散会では、全損保のつどいへ初めて参加したと緊張している参加者もいましたが、各人が自らの職場実態や日頃の悩みや不安を出し合うなかで、緊張もほぐれていき、若手組合員の悩みに他支部の参加者がアドバイスする場面もあって、参加者が忌憚なく意見を出し合い、会社の違いがあっても課題や悩みは共通していることを認識し合いました。

 全体会で、各分散会の代表者から報告があった後、場所を移した“楽しもう”の懇親会では、分散会の班ごとにテーブルを囲み、お酒も入るなかで、司会者の「紅白歌合戦に出場した男性歌手の名前を9つのマスに書いてください」と始まった“自分たちで考えるビンゴゲーム”では、テーブルごとにみんなで知恵を出し合ってマスを埋め、「ビンゴ!」の声とともに震災支援の商品を獲得するなど、初めて会ったもの同士とは思えないほど、話の輪は広がり、笑顔あふれる懇親会となりました。

 西日本のつどいin岡山は、日頃、全損保のとりみにふれることが難しい組合員が、会社や地域をこえて多く集まり、今後も地域で組合員が集まる取り組みへの土台となるつどいとなりました。春闘期間中も地域でのつどいを開催しますので、積極的に参加してみてください。

〔 地域でのつどい 〕
 4月7日 広島の仲間のお花見会
 4月18日 東京 春闘決起集会
 4月20日 ボウリング大会in名古屋
 4月21日 東京 BBQ大会


参加者の感想から
会社、性別、年齢それぞれ違う人達が多く集まっていながら、すぐさまお互いを理解し合える関係になれるのは、やはり全員が損保にはたらく仲間で日頃同じような思いして働いているから。単一組合であることの必然性、重要性を改めて感じました。
最初にこれだけ多くの人数が参加していることに対して、驚くと同時に全損保の仲間が多数いることに連帯感と心強さを感じました。皆さんそれぞれの職場で精一杯頑張って仕事をされていることに対してエールを送りたいです。
全損保にもいろんな会社や、年齢層、職掌の方が大勢いて驚きました。皆さんが、それぞれ大変な状況ながら頑張っている姿勢を聞いて尊敬します。もうすぐ定年間近の社員ですが、若い方が安心して仕事を続けられる環境になればいいなとつくづく思いました。
入社して3年が経過している中、全損保の活動に初めての参加となりました。全国各地で活動していることは知っていましたが、どのような考えを持って活動しているのか分からない状態で参加したため、あっという間に時間が過ぎた印象です。他社との交流の場は仕事以外では皆無のため、有意義な時間を過ごすことができたと思いますし、次回もできる限り参加したいと考えています。
他支部の方の労働実態を知る機会は今まであまりなかったので貴重でした。一般職での示談交渉業務についても、他社で昔同じようになった時のお話や、同じ査定業務の女性の方からアドバイスがいただけたりと、参考になることが多かったです。人事制度が変わることについて参加者の方々は親身にアドバイス等してくださり、貴重な機会だったと思います。ベテランの方が多かったため教えていただけることが多かったのがうれしい反面、全体の年齢層を考えると発言する際には緊張しました。懇親会でも他支部の方々とお話ができて良かったです。
いつも感じることですが、忙しい日常では問題点に気が付かなかったり、不安に思ってもじっくり考える余裕のないまま時間が過ぎてしまいますが、こういう「つどい」に参加することで、自分一人で悩むことなく、同じ仲間で共有することで悩みを解消したり元気になれる大切な取り組みだと思います。来年も多くの仲間に会えるのを楽しみにしています。
分散会はとにかく年齢差、会社の環境差があったので、とまどいもありましたが、でも、久しぶりに本来あるべき職場会だったと思いました。お互い励みになったと思います。





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