6・9 外勤部学習会を開催 −55名が参加−


“話し合いの中から職場の課題を見つけ
解決するには”


〜ワークショップで全員参加の学習会〜



ワークショップで気づきがあった学習会
ワークショップで気づきがあった学習会


 6月9日(土)、全損保外勤部は、「話し合いの中から職場の課題を見つけ解決するには〜ワークショップを通じて」をテーマに学習会を開催し、各外勤関連4支部から55名が参加しました。

講師の岸朋弘弁護士
講師の岸朋弘弁護士

 今回の学習会は、初めての試みとなる“ワークショップ”の手法を使って、参加者同士の話し合いを中心として開催しました。“ワークショップ”の素材には、「労働運動に運動を取り戻す」を合言葉に設立されたアメリカのレイバー・ノーツ(Labor Notes)という団体が発行した「職場を変える秘密のレシピ47」を使い、全体の進行と講師を自らも日米で“ワークショップ”を体験している岸朋弘弁護士(東京法律事務所)にお願いしました。
 全体を3部構成とし、第1部:無関心に打ち克て、第2部:理想的はリーダーのチームを作る、第3部:課題を選択してキャンペーンを作る、の順に、2名〜10名程度のグループに分けて参加者同士の話し合いを中心に進められました。
 そのなかで、労働組合の活動を進めるにあたって、職場の課題を出し合ったうえで、「組合活動に無関心な人にどう働きかけるのか」、「リーダーの資質とはどのようなものなのか」などについて、参加者相互の話し合いの中からヒントを見つけ、今後の組合活動にどういかしていくかを学ぶ場となりました。
 最後に、@何を学んだか、A何を感じたか、Bもっとこうすれば改善できた、C明日からこうしていきたい、の項目で感想を求められた参加者から、「人の話を聴くことの大切さと難しさやみんなの意見から物事を決めることの大切さを学んだ」、「ワークショップの手法を職場でも活用してみたい」などが語られ、日常意識していないことについての気づきがあり、通常の学習会と違って一方的に話を聴くのではなく、参加者相互の話合いで進行するといった新たな形の学習会となりました。

ワークショップ風景

ワークショップ風景 ワークショップ風景
 全体の学習を受けて浦上委員長は、6月6日に解決報告集会を開催した「外資のたたかい」の到達点について報告と支援への感謝を表明したうえで、「今日の学習会の形態は、主催者側も初めてで運営面での課題はありましたが、参加されたみなさんが楽しそうに、イキイキと話をしている姿があって良かったと思います。今後、こうしたワークショップの手法を全損保の様々なメンバーで開催することを検討したい」と会議のまとめがおこなわれ終了しました。



参加者の感想から
リーダーの資質がどのようなものか分かりました。組合によっては、リーダーの顔が見えなくて組合員の意見が経営側に伝わらないシステムのところもあるようで、単に組合があれば良いというものではないことも学びました。
岸弁護士の話は引き込まれるものでした。大きな課題を投げてひとり一人が考えさせられる課題でした。労働組合にかかわらず、いろいろな問題にも置き換えて解決につながるヒントだったように感じました。ワークショップ楽しかったです。
初めて全損保の外勤部学習会に参加させていただきました。想像していた学習会とは違い、楽しく、ディスカッションさせていただきました。また、他の会社の方と交流することができて良かったです。
“口は一つ、耳は二つ”改めて自身が話す倍聴くことが大切だと思いました。今、組合の役員をしているので、全員参加の組合活動が実行できるように、積極的に参加してくれない組合員に耳をかたむけていこうと思います。共通課題をかかげれば関心を持ち、それが行動となっていくと思いました。
体を使い、話し合いをしながらの組合活動を考える事は、これからの組合活動を強化していくのに大変参考になり有意義でした。今日の学習会を職場に持ち帰り語ろうと思います。
“無関心・・・”について、じっくり考えたことはなかったので、相手の話(意見)を聴くこと(口を挟まず)の大切さを学びました。こちらからの発信ばかりではいけないと思いました。“理想的なリーダー・・・”の話し合いでは、今ある情報の中で、リーダーを決めるのに、いろいろな意見が出て、リーダー候補を決める視点が違ったりして、考え方が違う意見を聞きながらまとめていく話し合いは面白かった。
みなが意見を出して議論できるワークショップという手法も、また無関心の克服などの内容も全て興味深く、楽しんで参加でき大変勉強になりました。また、他の支部の方からの意見も聞けて有意義な時間でした。明日からすぐ使えるMethodばかりです。まずは、みなさんの声を聴いて、課題を見つけて、それを取り除く、改善するコミュニケーションを取っていきたいと思います。また参加したいです。
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