朝日火災争議をかたせる会 発足

解決をかちとるため、力強く始動

会場風景
会場を埋め尽くした参加者
ガンバロー
怒りを込めた団結ガンバロー


開会
開会を飾ったリコーダーとギターのアンサンブル
歴代委員長、弁護団
全損保歴代委員長、顧問弁護団
 3月23日(水)、東京・日本教育会館で、「野村證券の責任を追及し、朝日火災争議をかたせる会」が発足しました。26年に及ぶ朝日火災争議を解決させるため、従来のたたかいの枠を超え、会員・賛同会員をあわせ、現時点で48の労働組合、各界著名人、全損保歴代委員長も含めた多数の個人会員が結集しています。

会場いっぱいの300人で決起
 集会には定員いっぱいの300人が参加しました。開会を飾ったリコーダーとギターのアンサンブルのあと、よびかけ人を代表して全労連議長・国民春闘共闘代表幹事の熊谷金道さんがあいさつにたちました。熊谷議長は、企業の社会的責任が重視される中、最高裁判所判決を守らない野村證券の責任逃れは認められない、全国にたたかいをひろげようと力強く訴えました。引き続く全損保吉田委員長による経過報告と決意表明が終わると、朝日火災争議をふりかえるビデオで26年のたたかいと到達点が確認され、「朝日火災争議をかたせる会」の申し合せ事項や行動提起が、満場の拍手で承認されました。代表幹事、全損保歴代委員長、弁護団の紹介後、全損保朝日提訴団が整列し、代表の大田決さんが決意表明を行いました。大田さんは、これまでのたたかい、差別と権利侵害のひどさを語り、何としても解決をかちとるため、力を貸してほしいと訴え、参加者全員が決意をあらたにしました。最後に会場がわれんばかりの団結ガンバローで、集会は高らかにしめくくられました。

違法行為を放置する野村證券
 朝日火災争議が長期化している最大の原因は、親会社野村證券の無責任な姿勢にあります。野村證券は朝日火災に歴代社長を送り込み、野村グループ全体で株式の半数以上を握る完全な親会社です。そして何よりも、朝日火災で不当労働行為を行った当事者が、野村證券出身の社長なのです。野村證券は朝日火災を「関係がない会社なので関わらない」といっていますが、社会的に通用しません。
 長いたたかいの中で、裁判所、労働委員会は違法行為を十数度にわたり断罪し、裁判所からは不当労働行為をやめさせる緊急命令も出されました。しかし、経営者は態度を改めず、緊急命令にも従わず、100万円の罰金を支払い、開き直っています。そして、昨年6月には最高裁判所が確定判決を出しましたが、8ヵ月立ってもその内容は何ひとつ履行されていません。このような態度は、法治国家のもとで許される道理はありません。

あまりに大きな「CSR」との落差
 いま、企業の社会的責任が鋭く問われ、野村證券もCSRを全面に押し出し、コンプライアンス、顧客からの信頼を売り物にしています。しかし、子会社の違法行為を放置する現実との落差はあまりにも大きなものがあります。社会の一員として存続していくためには、ただちに、朝日火災争議を解決させる必要があります。
 「野村證券の責任を追及し、朝日火災争議をかたせる会」は解決をかちとるため、力強く始動します。

朝日火災争議をかたせる会・今後の主な行動予定
4月15日 野村證券包囲終日行動
・早朝宣伝
・全面解決要求座りこみ
・兜町デモ
・本社前抗議行動
・日本橋周辺宣伝カー行動
・財務省前集会
5月中旬 野村證券包囲終日行動
6月25日前後 野村ホールディングス株主総会行動
4〜6月 全国主要都市行動
株主・投資家要請行動


〈代表幹事〉
東京地評議長(国民春闘共闘代表幹事)
全農協労連委員長(国民春闘共闘代表幹事)
全労連全国一般委員長(全労連副議長)
国公労連委員長
生協労連委員長
全証労協議長(全国金融共闘事務局長)
地銀連委員長
銀行労連委員長
外銀連委員長
全信労委員長
野村証券労組委員長
全損保委員長(全国金融共闘議長)
中山 伸
老田弘道
大木 寿
堀口士郎
桑田富夫
松井陽一
谷 一明
松木静雄
天野博史
泉 康弘
堀 好子
吉田有秀

〈会員、賛同会員〉順不同
労組・団体
全国労働組合総連合
日本国家公務員労働組合連合会
全国生協労働組合連合会
全国農業協同組合労働組合連合会
全国地方銀行従業員組合連合会
全国銀行労働組合連合会
外国銀行従業員組合連合会
全国信用金庫信用組合労働組合連合会
全国証券労働組合協議会
野村證券労働組合
全日本建設交運一般労働組合
日本出版労働組合連合会
日本民間放送労働組合連合会
全日本教職員組合
日本医療労働組合連合会
マスコミ文化情報労働組合会議
全労働省労働組合
日本新聞労働組合連合
全国検数労働組合
東京都教職員組合
全労連全国一般労働組合
全損保あいおい外勤支部
あいおい外勤支部東京分会
全損保日本興亜支部東京分会

日本自治体労働組合総連合
全日本港湾労働組合
全国私立学校教職員組合連合
日本高等学校教職員組合
全気象労働組合関東中部地方本部
全運輸労働組合
映像・文化関連産業労働組合
東京水道労働組合
全法務労働組合中央本部
全気象労働組合中央執行委員会
賃金差別闘争連絡会
全日本年金者組合
東京自治労連
総務省統計労働組合
全厚生労働組合
人事院職員組合
東京都庁職員労働組合教育庁支部
東京都庁職員労働組合住宅局支部
東京都庁職員労働組合経済支部
東京都庁職員労働組合保健所支部
東京都庁職員労働組合共済支部
東京都庁職員労働組合衛生局支部
東京都庁職員労働組合病院支部
全労連全国一般東京地本証券関連労働組合

個人での会員、賛同者
よびかけ人となった全損保歴代委員長のみなさん、学者・著名人、労働組合役員など数多くの方々が個人会員、賛同者になっています。
(全損保歴代委員長)
 磯野 静男氏、  土田高三郎氏、
 高橋 順雄氏、  小西 恭禎氏、
 野村 英隆氏、  小西 勝男氏、
 金山 幸晴氏、  瀧  徹次氏、
 加藤  寛氏
(学者、著名人)
 明治大学教授 押尾直志氏、
 中央大学名誉教授 今宮謙二氏、
 高知短期大学名誉教授
             芹沢寿良氏、
 駒澤大学教授 斉藤正氏、
 日本大学教授 平澤克彦氏、
 阪南大学教授 櫻田照雄氏、
 静岡大学教授 鳥畑與一氏
 歌手の太田真季氏
などのみなさん




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