この組合につどい 明日変える一歩を
第65回定期全国大会開催
吉田委員長が2009年度運動方針を提起 議長をつとめた長田さん(大阪地協)、鈴木さん(共栄支部)
吉田委員長が2009年度運動方針を提起 議長をつとめた長田さん(大阪地協)、鈴木さん(共栄支部)
力を込めて団結ガンバロー 選出された新執行部
力を込めて団結ガンバロー 選出された新執行部
 9月21、22日の両日、東京都新宿区のプラザエフにおいて、全損保第65回定期全国大会が開催されました。来賓として、全労連、金融共闘、保険共催労組懇、友好労組である大同火災海上労働組合、損保料率算出機構労働組合の代表からごあいさつをいただき、そのほかにも多くのメッセージが寄せられました。
 大会では、一般経過報告が承認された後、全損保吉田委員長が運動方針の提起を行いました。提起では、日本経済の針路をめぐるせめぎあいの状況、アメリカ金融危機の問題に触れながら、私たちが歴史的転換点、働きかけ次第で明日が変る時代にたっていることを明らかにしました。損保についても、新たな競争を通じてはじまっている「資格競争」の現局面に触れ、「強者」も危機を抱える競争が産業の危機を深め、そのもとに企業規模を問わない労働実態の悪化、損保労働の質の悪化などの問題が職場に生まれていること。しかし、損保の明日もまた固定的に見ることはできず、明日を変える鍵は、損保労働者の声や行動、努力にかかっていること。ここに確信をもつことが、すべての運動の出発点であることが強調されました。2日目には、日動外勤のたたかいについて、顧問弁護団を代表し牛久保弁護士が特別報告を行い、裁判闘争の現状が報告されるとともに、勝利のために法廷内・外のたたかいを結合していく重要性が訴えられました。
 審議では、各支部、地協から選出された中央委員、代議員を中心に、日頃の運動の成果や、今後にむけた決意など、41名の発言がありました。この中で、量と質の同時追及などによる深刻な労働実態の悪化、「いったいいつになったら希望がもてるのか」といった閉塞感などが、労働組合に結集し展望を手にしようという思いとともに語られました。日動外勤のたたかいについては、当事者だけでなく、各支部、地協からも「自分たちの問題としてたたかう」と声があがり、勝利への決意が固められました。
 2009年度運動方針は全会一致で採決され、 秋のたたかいに意気高くとりくむ決議日動外勤のたたかいの勝利をめざす決議が採択されました。
 大会のメインスローガンである「この組合につどい、力をあわせ、明日変える一歩を踏み出そう」にこめた決意で、新年度の運動がスタートします。


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