学習ととりくみ交流で、
2013年春闘構築をスタート


全損保賃金討論集会を開催

2013年賃金討論集会を開催
2013年賃金討論集会を開催


 12月1日、東京都築地市場厚生会館で賃金討論集会が開催されました。この集会は、例年、春闘のスタートにあたって、各支部・分会が抱える課題を意見交換し、春闘構築に向けた意思統一のために行われています。集会には、本部、支部・分会の賃金対策部(賃対部)を中心に37名の組合役員が参加しました。友好労組である大同火災労組、損保料率機構労組からも代表が参加しています。

講演する荒木書記長
講演する荒木書記長

 集会は、春闘構築にあたって、「賃金と春闘」の基本的な学習と、現在の情勢認識について認識を深め、分散会で参加者の意見交換・情報の共有をはかりました。
 及川副書記長の進行で始まった集会は、まず「賃金と春闘について」と題して荒木本部書記長の講演を受けました。
 講演では、長い資本と労働者のたたかいによって今の賃金がどのように形作られてきたのか、また、1960年代後半から各企業で導入された資格別等級制度導入以降の人事制度、賃金制度の変遷について歴史を振り返りながら説明しました。さらには、資本が効率化のために社員間競争や企業内への封じ込めを狙い、雇用形態を変えてきたことにも言及し、「いつの時代も資本の側は、労働者の賃金を『コスト』と捉えている。だから私たち労働者は、『賃金』を生活給であるという認識をもつ必要がある」と、「賃金」の意味合いとその重要性を強調しました。
 その上で、「賃金」を改善させるためにたたかってきた春闘の重要性と歴史、全損保の統一闘争がはたしてきた役割と意義について説明を行いました。
 最後に、「私たちには労働力が商品。資本はその商品を買いたたくために労働者を分断しようとする。だから労働組合で団結することが私たちの『賃金』を守る力になる」と、春闘を通じて労働組合へ団結することの重要性を訴えました。

提起する西田賃対部長
提起する西田賃対部長

 続いて、西田本部賃対部長(共栄支部委員長)が「2013年春闘構築に向けて、要求討議のすすめ方」を提起しました。世界経済危機のもとで日本経済も長期低迷し、大規模自然災害の多発により各社の収益が悪化しているなかで経営の危機感がかつてなく強まるなかで、特に臨給の年初協定が争点になった2012年春闘を振り返り、そのなかでも各支部の努力で築いた春闘の成果と到達点を確認しました。
 その上で、さらに不透明に深まる損保再編「合理化」情勢第二幕について説明し、そのもとで、職場には様々な「歪み」が生じていることを指摘しました。そして、迎える2013年春闘について、「情勢が深まるなかで、要求実現のたたかいは、昨春闘以上に厳しくなることが想定される。だからこそ、経営の出方を精緻に見定め、『一人一言』運動の到達点をいかして、働く者の声と思いから春闘を構築していくことが重要になる」とし、2012年春闘の成果と到達点にたって、各支部・分会が情報を共有しながら、もっともふさわしい統一闘争を進めていく必要があると提起しました。

率直な意見交換を行った分散会
率直な意見交換を行った分散会
 引き続き、共栄支部、日新支部、セコム損保支部、ACE支部から昨春闘の成果や到達点、職場の状況とその背景にある経営政策が報告されました。
 その後、3班に分かれて分散会が行われました。
 分散会では、講演を受けての感想を出し合ったうえで、各社の経営政策や職場における問題点、12臨闘争の状況、これまでの春闘や人事制度改定におけるとりくみなどに関し、率直に意見交換が行われました。

集会のまとめを行う道家賃対部副部長
集会のまとめを行う
道家賃対部副部長
 分散会終了後、まとめの全体会が行われ、それぞれの友好労組からあいさつを受けました。最後に、道家本部賃対部副部長(日新支部委員長)が閉会のあいさつに立ち、「講演では、あらためて『賃金』の重要性が認識でき、本部賃対部提起や各支部の報告と分散会で春闘構築に向けた意見交換と情報の共有がはかれた。アンケートや集まる場で組合員の声を集めるだけでは要求にはならない。一人ひとりの思いを全体の要求にしていくのが要求づくりであり、それには話し合うことが最も重要になる。みんなで一致できる要求を構築していくためにも討論を大切にして、本日の集会をスタートに2013年春闘を構築していこう」と呼びかけ閉会しました。



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