全国5か所で本部オルグ開催

結成70周年にむけて、
地域で組合員が集まり語りあうことの大切さを確認



秋のたたかいは本部オルグから(東京)
秋のたたかいは本部オルグから(東京)


 全損保では、10月17日〜11月7日にかけて、東京、名古屋、大阪、高松、広島で本部オルグをおこない、107名が参加しました。

 オルグでは、本部四役および常任中執が職場討議資料を使い、政治や経済がもたらす国民・労働者への被害を説明したうえで、そのもとですすめられる損保での「収益力の強化」をめざした各社政策が職場にもたらす歪みや矛盾などの問題点を明らかにしながら、早期支払い自体が競争となり労働実態が悪化している災害対応など、損保に働くものの実態も含めて、とりまく情勢を説明しました。
 そして、「全損保らしさを守り、仲間の声からすべての運動を前進させよう」をスローガンとした秋のたたかいの骨格と具体的なとりくみ、地域で組合員が集まり語り合うことの大切さについてていねいに説明しました。そのうえで、来年11月5日の全損保結成70周年にむけた今年度の運動をみんなの力で前進させていくことの重要性を訴え、とりくみへの意思統一をはかりました。

 参加者からは、職場の実態とともに、労働生産性が追求される働き方への問題意識や、欠員不補充による要員不足の深刻さなどの実態、各地で発生する大規模災害への対応における「早期支払い競争」の実像や労働実態の悪化が報告され、同じ損保に働く仲間として実態を共有し合いました。また、前年度全損保全体でたたかい納得いく解決を勝ちとった“外資のたたかい”の到達点を確認するとともに、「収益を尺度とする雇用攻撃は許さない」ことを認識しあいました。
 そして、「集まり語り合う」ことの大切さが確認され、同じ損保で働く仲間が地域で集まる場を可能な限り設定していくために、同じ地域に働く組合員同士が連絡を取り合って具体的なとりくみにつなげていくことを確認し合い、秋のたたかいは意気高くスタートしています。

名古屋オルグ 大阪オルグ
名古屋オルグ


大阪オルグ


高松オルグ 広島オルグ
高松オルグ


広島オルグ




本部オルグで寄せられた感想から
「自分たちの処遇は自分たちで決める」「雇用を守るたたかいもあきらめずにやれば勝てる」職場の健全性を保つためにも、全損保の果たす役割は大きいと感じました。
他社の労働実態を聞くことができ、各社の抱える悩みを知ることができました。損保会社全体としてとりくむべき問題も多いと感じました。
地震で2週間、現場査定に出ました。私は営業担当で査定は初めてでしたが、夢中でこなしました。この会社で8日間連続働いたのは初めてでスケジュールはかなり厳しいものでした。事故が起こる業界なので、突発のことに対応できる会社にならないのかと考えます。
幅広いお話で、昔のことも思い出されて、とてもいいオルグでした。災害対応に追われるなか、損保産業のあり方がこれから大きく問われていくと思いますが、“全損保がそこにある”ことが非常に大きな意味を持つと思います。
AIでの大手3社の合理化は何で可能なの?と思います。人間が働くことを前提にしたAI化でないと健全な企業にはならないと感じます。
各支部悩みは多種多様だなあと感じました。しかし、既に他の支部で過去にもあった悩みで、それに対するノウハウを持っていたりする可能性があると思いました。そのノウハウを共有することこそ全損保の強みであり、いいところだなあと改めて感じました。
平和産業としての損保産業を後世に残していきたいと思った。なんでもかんでも効率化や生産性向上のもとに経営するといろんなところにひずみが出てくることが分かった。

このページのTOPへ