15年目となる女性のつどいを開催

83名が参加し、思いを確かめ合う


集まって元気になれる女性のつどい
集まって元気になれる女性のつどい


 11月10日、東京:エデュカス東京において「自分らしく輝いて生きるために−いま私たちにできること」をテーマに、15年目となる女性のつどいを開催し、83名が参加しました。


各種手作り体験、バザーや復興支援の物産品購入、“みんなで簡単体操”で
リフレッシュ


 午前11時から始まったフリータイムでは、タロット占い、ネイルアート体験、ハーバリウム体験、消しゴムはんこ体験、整体体験、革細工、Qonfection販売、手作り品(木彫り細工、針金細工)販売、全国物産市、ケニアの手作り作品販売など、様々な体験ブースが並びました。参加者は、普段することができない手作り体験を楽しんだり、バザーや物産品を見て回るなど、思い思いにフリータイムを楽しみました。
 「みんなで簡単体操」の時間では、椅子に座ったままで、日々の疲れや緊張感からくる首や肩、腰の疲れをほぐす簡単な体操を、実行委員会のメンバーが見本となってみんなでおこないました。参加者からは、「仕事をしながらでも体をスッキリできる」「簡単でみんなに教えてあげたい」と好評でした。

革でこんなことができるんだあ 大人気のハーバリウム どれにしようかな
革でこんなことができるんだぁ

大人気のハーバリウム

どれにしようかな

座ってできる簡単体操でスッキリ
座ってできる簡単体操でスッキリ


誰にも相談できずに会社を辞めていく仲間を無くしたい

 講演では、15回目を迎えた女性のつどいに初回から携わっている全損保の浦上委員長から、「『女性のつどい』がつくってきたこと、これからも求められる大切なこと」と題した講演を受けました。浦上委員長は、“自由化”を要因とした統合・合併、「合理化」の凄まじさを資料で解説し、当時実施した「一人一言」運動の声を紹介しながら、損保、企業、職場、働き方がどう変わってきたのかを自らの経験も交えながら具体的に説明しました。そのうえで「当時、労働組合がしなければならなかったことは多岐にわたっていたが、何よりも『人間を大切にする、人間性を無くさせない』ことが最も大切だった」とし、「同じ損保に働く仲間、女性が集まり、日常を忘れて楽しみ、仕事では学べないことを学ぶこと、企業や職場という壁をこえて仲間をつくることができること、その仲間に職場のことや家族のこと、愚痴や不安を話したり励ましあったりすることができる」といういまの形の女性のつどいが必要だったと強調しました。そして、1回目のつどいに参加した人の感想文を引用し、「『一人一言』の声は、『苦しい、会話が無い』というものが多かったが、感想では『楽しい、話せてよかった』となっている」と、働く仲間の目線でつくってきた女性のつどいの大切さを訴えました。
 また、来年11月結成70周年を迎える全損保の運動にふれ、「不安があり、悩みや嫌なことがたくさんあって、今の職場に展望が持てない人は多いかもしれないが、いつも仲間の声と実態から運動をすすめ、こうした女性のつどいを15年続けている全損保のとりくみに参加してもらうことで展望が見出せるはず」と強調しました。
 最後に、2003年にとりくんだアンケート「損保の女性185人に聞きました」の回答を紹介し、「会社を辞めたいと思うのも“人間関係”が一番多く、それを思いとどまったのも“人間関係”です。“人間関係”で退職を思いとどまったということに展望があります」として、「みなさんがこのつどいの楽しさや良さを職場で広げてもらうことで、人間関係が広がり、誰にも相談できずに会社を辞めてしまう仲間を無くしていきましょう」と呼びかけました。

みんなに元気になってもらい、ゆっくりしてもらいたい

アンサンブルアクアレイラのみなさん
アンサンブルアクアレイラのみなさん

実行委員を代表して中島さんがあいさつ 全体司会は実行委員の向井さん
実行委員を代表して
中島さんがあいさつ

全体司会は実行委員の
向井さん

 講演の後の「ミニコンサート」では、女性のつどいをきっかけに習い始めた組合員によるウクレレ演奏の後、リコーダーとギターのアンサンブルでは、“アクアレーラ”をお招きし、クラシックや誰もが知っている楽曲を様々な種類のリコーダーを使いながらの演奏を聴き、参加者から「アンコール!」の声と盛大な拍手があがるほど盛り上がり、日々の仕事を忘れて癒されました。
 全体会では、代表数人から、「久しぶりに大きな声で笑いました」「リコーダーで癒され会場が一体となっていると感じた」「はじめての参加でしたが、これまでのつどいに対する思いを聞きみんなに伝えたいと思った」などともに、「来年はもっと職場の人を呼んできたい」との感想や決意が発表され、最後に実行委員会を代表して日本興亜支部の中島さんが、「これまで参加して元気になってもらいたいと女性のつどいを開催してきました。15年続けてきたが、講演を聞いてやってきて良かったとつくづく思った。今日も参加した人の笑顔が素晴らしかった。私も人間関係に支えられて働き続けてくることができている。いま悩んでいる人はこうした場になかなか出てくることができないと思うが、ぜひ出てきて欲しい。みなさんが広げていただき、全損保の集まる場で笑顔で再会しましょう」と閉会のあいさつをおこないました。
 最後に、懇親会ではおいしい食事で話の輪が広がり、今年も癒され笑顔あふれるつどいとなりました。




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